パソコンのビヤンエートル、
ハードディスクの健康状態チェック
ハードディスク(フランス語でDisque dur)というパソコンの部品をご存知ですか?ノートパソコンでは10cm程度の長方形の小さな部品で、中にはガラスと金属メッキでできた直径6cm程度のレコード盤に似た“プラッタ”が数枚入っています。ここにパソコンのOS、プログラム、メール、デジタルカメラ画像などが全て記録されており、1秒間に80回~120回のスピードで回転し、データの読み出し・書き込みが行なわれます。
パソコン全てのプログラムと記録データが保存されるプラッタは「パソコン使用中にがたがた動かした」、「パソコンを落っことした」、「動作中に突然コンセントが抜けたり、電源を突然消してしまった!」などのケースで傷がつくことがあり、その状態で使い続けていると、最悪、プラッタの大部分のデータが読みだせない完全な障害状態になります。そうなると大変!パソコンが起動しないのはもちろんのこと、修理屋でもデータの救出が難しくなります。
今回はこのハードディスクの機能について知り、健康状態をチェックする方法を見てみましょう。
まず、一番簡単な診断法は音を聞くこと。パソコンに耳をあててください。「カラカラ」、「ジー・カッチン」と甲高いシーク音が聞こえると思いますが、これがハードディスクの動作音です。この音が耳障りに感じるくらい大きくなったり、「カッチン、カッチン」と繰り返し読み込んでいるような音が聞こえたら注意警報です。間違えやすいのはパソコン内部の温度を下げる扇風機“冷却ファン”の音。このファンも故障の際に鳴り出すことがありますが、この場合は「ブイーン」、「ビビビビッ」と扇風機に紙を入れたときの様な音がします。
また、パソコンの画面でソフトウェアを使って診断することもできます。全自動で動く市販のソフトが便利ですが、ここでは手軽に使えるフリーウェアのソフトウェアを紹介します。
○Windows編
HD Tune 2.55 ダウンロードページ
http://www.hdtune.com/download.html
「Error Scan」のタブを選択し、右側の「Start」をクリック。表示された全てのブロックが緑色であれば問題ありません。赤色のDamagedがあった場合は、破損が生じていますので早急な交換をお勧めします。
○Macintosh編
OnyX ダウンロードページ
http://www.titanium.free.fr/pgs2/english/download.html
Mac OSX各バージョンごとに用意されているのでMac標準の「ディスクユーティリティ」の診断では発見出来ないエラーもチェック出来ます。
と、上記の方法などで万一エラーが見つかっても問題なく動くこともありますが、「まだ使えるじゃん?」と思わずに早めにハードディスクを交換することを強くお勧めします。特に最近のハードディスは1.5TB(フロッピー百万枚分!)など、データ記録場所の高密度化が進み、少しの傷が広がっただけで、多くのデータが読みだせなくなります。前回も説明しましたが、メーカーで修理対応してくれますが、修理に出す前にデータのバックアップを取っておかないと大切なデータがすべて無くなるので、くれぐれも注意が必要です。
これらの検査を月一回など定期的に行いましょう。ただ、それでもパソコンのトラブルは突然やって来ます。その対策方法はずばり「バックアップ」ですが、前々回、前回の号で解説していますので、バックナンバーをご参照ください。
文 佐藤弘一
さとう こういち 1972年生まれA型牡羊座。カステラ好きの大甘党。在仏12年目に、パリでITシステム会社シュークルキューブ テクノロジーズを設立。フランスの企業様および日本人を熱くサポート。皆様をパソコンのストレスから解放し、楽しく利用してもらいたいと思っております。
www.sucrecube.fr
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