アルビはパリから789km、トゥールーズから79kmのタルン県に位置する、人口5万人ほどの市です。タルン川のほとり、赤れんがの建物で彩られた町並みは、サント・セシル大聖堂を中心に、タルン川を挟んで広がっています。アルビ市内のどこからでもよく見えるこのサント・セシル大聖堂(12世紀ー16世紀)はcathedrale-forteresseと呼ばれ、城壁のような外壁をしています。赤れんがづくりで交差廊のない、東向き一棟の建物で、内部は、フランス北部で見られる円柱や小円柱が林立する教会とは異なり、シンプルで広々とした空間がひとつ広がっており、天井画・璧画・彫刻が色鮮やかできらびやかです。
その大聖堂の隣にはトゥールーズ=ロートレック美術館があり、近年、日本人観光客も多く訪れるようになりました。美術館の裏側、タルン川を見下ろせるテラスからは、美しいイギリス風のよく整備された庭があり、季節の花々を咲かせています。
タルン川を挟んで、トゥールーズ=ロートレック美術館の向かいに、ラペルーズ博物館があります。海軍軍人ラペルーズは18世紀にルイ16世から北西航路発見の命を受け、南太平洋に向かう途中に北海道の宗谷海峡を発見しました。ゆえに日本以外で使われている世界地図では、宗谷海峡はラペルーズ海峡と記されています。
le Vieil-Alby地区には、コロンバージュ(日本語の建築用語ではハーフティンバーで知られる)の民家や、ルネッサンス調の建物、ロマネスク様式の教会回廊跡などが、今も大切に保存されています。
また、アルビ市内の劇場などでは演劇や音楽の様々な催しが常時行われており、町中にあちこちにある公園は花壇がきれいに手入れされ、彫刻などが一年中屋外展示されています。
商店街は石畳の歩行者天国となっており、人々はのんびりと散策することができます。骨董品や健康食品のマルシェなども開かれています。

担当 ダニエルみのり
1967年鹿児島県指宿市生まれ。短大卒業後、日本語教師養成講座を受ける。目標は海外青年協力隊に入ることだったが、東京の某日本語学校で採用される。この学校の分校設立のため、フランス領の島ニューカレドニアに5年半滞在。途中独立し、友人と《みのりの学校》を設立/閉校。現夫と共にセネガルで1年間暮らした後、95年フランスにて結婚。現在はアルビ市のそばにあるカーモーという町で暮らす。アルビ市で日本語教師を続ける傍ら、自宅では翻訳業。2004年に『サトウキビ畑のカニア』(くもん出版)という児童書を翻訳し、現在、二作目の翻訳に取り組んでいる。アルビ市で続ける剣道は四段、居合道は初段。手芸・料理・子どもと楽しむ工作・楽器・折り紙など趣味は多い。
minori.daniel@wanadoo.fr

お役立ちアドレス

アルビ観光案内所
住所:Palais de la Berbie
Place Sainte Cecile 81000 ALBI
TEL:05 63 49 48 80
HP:www.albi-tourisme.fr

トゥールーズ=ロートレック美術館
住所:Palais de la Berbie
TEL:05 63 49 48 70
HP:http://www.mairie-albi.fr/
arthisto/lieux/museetl.html


AELIER 5
日本人女性がご主人と2人で経営している、ジュエリーショップ。
銀製のアクセサリーが中心、すべて手作りながらお手頃価格。
注文に合わせてのオリジナルジュエリー、日本語文字やその他お気に入りのデッサンを使っての彫刻などの、特別な注文も、快く引き受けてもらえる。市役所の目の前。
住所:9,rue de l'Hotel de ville
Tel/Fax:05-63-38-46-63
e-mail:mali.albi@wanadoo.fr