地中海で泳ぐ

 太陽のまぶしい南仏・イエールに到着したら真っ先に行きたいところ、それは地中海!
日本では決して見ることのないエメラルドグリーンに感嘆の声を上げること間違いないでしょう。
ジアンGiens半島の付け根から先端まで続くビーチ選びにも迷ってしまいますがまずは一番有名なアルマナールAlmanarre海岸の紹介から。
このビーチの美しさは砂にあります。
通常の濡れた体にまとわりつく砂ではなく、よ〜く見るとそれは粒状になった貝殻たち、記念にお持ち帰りする人も多いようです。
この海岸周辺は古代ローマ遺跡が眠る場所でもあるので少し潜れば遺跡跡に住む魚たちの様子が見られます。
シュノーケルとマスクをつけてちょっとのぞいてみましょう!
またウィンドウ・サーフィンのヨーロッパ大会が行われることでも有名なこの海岸、ウィンドウ・サーフィンのレンタル及び講習にも気軽にチャレンジしてみては。
疲れたらアルマナール海岸の向かいに広がる旧塩田を見に行きましょう。
訪れるフラミンゴたちを見ながら心和むひと時。
これぞ正しいヴァカンスの過ごし方!

地中海の島・ポルクロールl'Ile de Porquerolles

イエール諸島の中でもポルクロール島は観光地として一番メジャーな島。イエール半島の先端にあるLa tour fondue港から連絡船に乗ること15分で到着します。
島の8割が保護地域に指定されているため、ここはまさに自然の宝庫。海の青は更に青を増し、海水の純度は水の透明度から一目瞭然、魚と泳ぐ幸せを実感できるでしょう。
コート・ダジュールにいながらにして南国の島へ迷い込んでしまったようなヴァカンスが過ごせます。
ポルクロールは7KM×3KM、高さ142M、面積1254ヘクタールの島。イエール側はビーチが多く、地中海側はほとんどが断崖となります。
さて、島の歴史に少し触れてみましょう。この島はお金持ちの憧れの島として多くの人間の手に渡りましたが、1912年、貧しい生い立ちのベルギー人フォーニエールFournier氏が金鉱業で大成功、30歳年の離れた夫人へのプレゼントとしてこの島を購入、フォーニエール一家の手にゆだねられ、この時期に大きな工事が執り行われ、200ヘクタールのブドウ畑も作られました。しかし氏の死後、第2次大戦の混乱により夫人はこの島をフランス政府に売却、現在では島の80%が国立公園に、残りはフォーニエール氏の子孫が守っています。
オススメ観光法ですが、一日で島を廻るには朝のうちに到着するのが望ましいでしょう。着いたら数あるレンタル・サイクルの中からお気に入りのマウンテン・バイクを選び、村の商店街でお昼の食材を調達し、リュックサックに詰めてさあ出発!
一番近いビーチまでは1kmほどなので自転車が苦手な方は徒歩で行くこともできます。
たくさんのビーチの中から一ヶ所だけ選んでのんびりくつろぐも良し。マウンテン・バイクでビーチを次々に散策するも良し。アウト・ドア派にも楽しめる島です。
Mas du Langoustierは島唯一の高級リゾートホテル、一つ星レストランがあることで有名、 ちょっと奮発してここに宿泊し、レストランで食事をしてみては。この島で作られたワインを片手に地中海料理を味わってください。

島へのアクセス法:イエール・バスセンターより67番のバスで30分、終点Tour Fondue下車。
Tour Fondueからは連絡船が随時運航、所要時間15分。
お役立ちアドレス:イエール-イエール諸島間連絡船HP http://www.tlv-tvm.com/

イエールで活躍する日本人美容師

東京、ロンドンで活躍するモード界の巨匠たちから絶賛を受けた、ヘア・モード界のスター、ミツヨリ・ソメヤが彼のクリエーション・スタジオ「TOKYO CUBE」をイエールにオープンしたのは2002年。
地元地方紙で華々しく取り上げられ、ひやかし客が増えた?と思いきや、現在も相変わらず、連日予約でいっぱいなのはカラーとパーマを担当する奥さんデルフィーヌさんのキメ細やかさ、そしてソメヤさんの職人気質なカットに魅了されたリピーターが後を絶たないことが理由に挙げられるでしょう。
クローディア・シファーを代表するトップ・モデルを手がけ、マリ・クレールの表紙モデル担当すること多数。
当初、南仏はニースに落ち着くつもりがビーチの美しさに一目ぼれしイエールの田舎町に居を構えることに。
しかし世界主要都市との密なる情報交換を怠らず、彼の仕事はどんどん広がっている様子。
「モードの国フランスでヘア・カットしたい」と夢見てきたものの、日本人の髪質はヨーロッパ人のそれと異なることを計算に入れず、フランス人美容師にとんでもない髪型にされちゃった!とは良く聞く話。
そんな不安ももはや無用、イエール滞在中には是非お試しあれ。

TOKYO CUBE(イエール旧市街)
9 rue des Porches 83400 Hyeres
Tel : 04.94.65.30.40.(要予約)

イエールから日帰りできる鷲巣村ボーム・レ・ミモザ

プロヴァンス・ダジュールの鷲巣村ボーム・レ・ミモザBormes les Mimosasはイエールから20キロほど東の小高い丘の上にちょこんとたたずんでいます。
地上104メートル、村の頂上にある城跡からはこの地方特有のオレンジ色の瓦屋根が、その先には青い地中海とイエール諸島が一望できます。
村は中世期(最古のもので12世紀)そのままの面影を残し、当時の彫刻が残るポーチや南仏らしい暖色で彩られた壁面に囲まれた小道を歩けばおとぎ話の世界にタイムスリップした気分。
2月のミモザ開花を皮切りに、アーモンド、アジサイ、ランタナ、ハイビスカス、ブーゲンビリア、ストレルチアなど、ほぼ1年を通じて季節の花が楽しめ、イエール同様、ここ十数年間ヴィル・フルーリ・四つ花マークに指定されています。このヴィル・フルーリとは植物で美しく整備された町に与えられる称号で、四つ花マークは最高クラスを意味します。
5月〜9月までは日時計が目印のサン・トロフィーム教会L'Eglise Saint Trophymeに面した「ブーゲンビリアの階段」はひときわ美しく、訪れる観光客の格好の撮影スポット。
海側ブレガンソンBreganconの海岸の砦は1968年より大統領官邸となっており、シラク大統領がヴァカンスで訪れる折には必ずサン・トロフィーム教会でミサを受けるとか。18世紀建築の教会内及びフレスコ画が1999年に修復されています。

一足早いミモザ・カーニヴァル
紀元前に発祥したボーマニBormaniという集落が中世期以降ボームBormesと呼ばれるようになりました。
18世紀後半、イギリス人キャプテン・クックがオーストラリアよりアカシア科の植物・ミモザを持ち帰り、19世紀半ばには、気候温暖なコート・ダジュールで冬を過ごす裕福なイギリス人たちが自分の別荘の庭を彩るためにこのミモザを持ち寄りました。
以来コート・ダジュール沿いに広範囲にわたって繁殖するようになったミモザ。
1968年にはボームの村は”ボーム・レ・ミモザ”と改名され、現在では160種に及ぶ品種のミモザを栽培しヨーロッパ各地に輸出しています。
この村では、シンボルであるミモザの開花(2月〜3月)にあわせ、毎年2月中旬にカーニヴァルを行います。
ミモザをふんだんに使った山車が村のメインストリートを行進するこの一風変わったカーニヴァルは県をまたいでも評判で、ニースやマルセイユからも一目見ん、いや、今年も見ようと多くの観光客が押し寄せ、普段は閑散とした村が人・人・人であふれるのです。
春待ち遠しいこの時期、黄色いフワフワのミモザの花は南仏の青い空に映え、冬の終わりを優しくささやいてくれるよう。ボーム・レ・ミモザの魅力は夏だけでは語り尽くせないのです。

アクセス方法
イエール・バスセンターより103番のバスで30分、Bormes le Pin下車、丘を登ること徒歩30分で村の中心部に到着。
ボーム・レ・ミモザ観光局公式サイト
http://www.bormeslesmimosas.com/