ピニャンの市場

 毎週木曜日は中央広場で市場が開かれます。新鮮な野菜、肉、魚、花をはじめ,手作りの田舎パン、採れたての鶏卵、多種類のチ一ズ、雑貨、服そして子ども達にはカラフルな飴(これが美味しい!)も売っています。特にオリ一ブ売り場では、お馴染みの緑、黒に加えて赤や黄色みがかったものやピ一マン入りのものまであり、本当にいい匂い。思わず、手を伸ばして味見したくなってしまう・・・そして、このお店での私のオススメは、タプナ一ド(黒オリ一ブとアンチョビをつぶしたものにオリ一ブオイルを加えたもの)とアンショワヤ一ド(アンチョビとニンニクをつぶしたものにオリ一ブオイルを混ぜたもの)。生野菜(セロリ、にんじん、カリフラワ一等)にディップして食べるのが美味しい!!かっぱえびせん(?)のように止められなくなること請け合い。

ピニャンでの生活(私の印象)



私がピニャンに来て、はや4年が過ぎた。初めてこの地にやって来た時の印象は、「何にも無い・・・」だった。以前はパリ郊外に住んでいたためかそのギャップは大きかった。映画館は無い、メトロも勿論無い、駅は無人駅、ス一パ一マ一ケットは隣町に行かなければ無い。とにかく車が無ければ生活できない状態だった。オ一トマしか運転できない私は、オ一トマ車が珍しい(夫曰く、オ一トマ車は老人か障害者用とのこと)フランスで何とかオ一トマ車を購入、不便なピニャンでの生活が始まった。ところが、1年も過ぎると不便=慣れになり、田舎生活の良さを少しずつ感じるようになって来た。まず、朝は近くの教会の鐘の音で目が覚める。窓を開けてテラスに出ると朝の新鮮な空気をいっぱいに吸い込むことが出来る。そして、目の前にはム一ア山塊の頂上にある天使のノ一トルダムが青空にくっきりと浮かんで見える。庭には、タイム、ミント、ロ一リエがいい香りを放ち、オリ一ブの木から近所のおばあちゃんに教えてもらって去年初めて緑と黒の塩付けを作ってみた。また、3年前から家の後ろの土地を使って家庭菜園を作り、今年は、トマト、インゲン豆、なす、ピ一マンを収穫した。近所のベテランのおじいちゃんは、いちごやラズベリ一も作っている。天気のいい日は、テラスで朝食をとり、夜は満点の星空の下でディナ一!なんてパリでは夢だった生活がここでは実現できるのだ。その上、ピニャンにはたくさんのサイクリングコ一スがある。葡萄畑を横目に森の中に入っていくと、松や栗の他に南仏特有の西洋ヤマモモ(食用の赤くて甘い実)なんていう木も見られる。これらの木々から漏れる美しい日差しの中を気持ちよく走ることができるのだ。上り下りの少ない初心者コ一スから天使のノ一トルダム(780m)まで上る上級コ一スまである。私もウイ一クエンドは、夫と子どもとサイクリングを楽しんでいる。私が当初感じた「何にも無い・・・」は間違いだった。ピニャンには都会の便利さは無いが、自然の豊かさ、美しさは溢れるほどある。今日も私はこの自然の恵みを目一杯受け、田舎暮らしを楽しんでいる。

グレオリエ一ル レ ネ一ジュ(Greolieres les neiges)



ピニャンから車で約2時間ほど行くと、地中海から一番近いスキ一場、グレオリエ一ル レ ネ一ジュにたどり着く。
1963年に開設されたこのスキ一場は、高度1400〜1800m、1000ヘクタ一ルもの土地に約26のゲレンデを持つ。
山の頂上まで行くと非常に天気のいい日には、コ一トダジュ一ル地方一帯、イタリアのエステレル山、コルシカ島そしてアルプス山脈まで一望できる。
スキ一場としては、初、中級者用のゲレンデが多く、またソリ遊び用の斜面もあり、子供づれでも楽しく過ごせるだろう。
また、駐車場、貸しスキ一場、カフェ、レストランは、リフトのすぐ隣に設置されており、非常に便利である。
スキ一教室も子供から大人まで用意されており、南仏に来る機会がある方は、海だけでなく是非スキ一も楽しんでいってほしい!!

グレオリエ一ル レ ネ一ジュのサイト
http://www.greolieres.com/

亀村(Village des tortues)



ピニャンから車で5分の隣村に“亀村”と呼ばれる公園がある。
ここは、特に絶滅の危機にある亀を調査、治療、保護を目的として飼育している。
2ヘクタ一ルもの土地に約2500種類の亀が飼われており、公園の中を散歩しながらそれらを1つずつ見ることができる。
また2000年3月からは、すでに絶滅した亀、恐竜時代を巧妙に作られた模型によって見ることができ、楽しみながら亀の生態を知ることができる。
この亀村の入口には、ピクニック用のテ一ブル、お土産や、ロバに乗って森林を散歩できる所もある。
亀について知識を深めたい方、又は家族で訪れ1日のんびりするのにいい所である。

亀村のサイト
http://www.villagetortues.com/

蚤の市



毎年、5月1日は、朝6時から夕方暗くなるまで蚤の市が開催される。ピニャン在住の人なら誰でも参加でき、毎年たくさんの人で賑わう。どこの蚤の市でも同じだが、欲しい物を安くゲットしたいなら、早めに行くのがいい。なかには、参加者よりも早く来て待っている人もいる。オススメは、赤ちゃんグッズ、玩具、服、古本等だろうか。今年は,狩り用の銃(ピニャンの周りでは狩りが盛んに行われている。)なんていうのも売っていた。何しろ、ほとんどが顔見知りだから値段交渉も面白い。たとえば、15ユ一ロで売られていた自転車が、最後には、2ユ一ロまで値下がりした。うちの子供たちが、ガチャガチャ玩具を触っていたら、「それあげるよ」なんて言われたり・・・私は、今年は、0.2ユ一ロの古本と1ユ一ロのジ一パンを購入。大満足だった。

ジャン・ミヨット氏のアトリエ





ピニャンの村の中心街から少し離れたところに、抽象画家の一人として活躍する、ジャン・ミヨット氏のアトリエがある。1926年、パリ生まれ。24歳で、初めて抽象画を製作してから現在までインタ一ナショナルに活躍している。日本でも1982年、1984年、1991年、1992年と個展を開いている。彼の絵の特徴は、彼自身のエネルギ一を自由自在に色を使って表現しているところである。その大胆で、奔放な色使いに習字を思わせるような黒が、生き生きとキャンバスに浮かぶ。そのダイナミックな筆使いに、彼の生き様の哲学を見ることが出来る。アトリエ見学の後は、彫刻、オブジェの置かれた庭園散策も忘れないでほしい。。彼の絵そっくりに塗られた車もあるから面白い。現在は、6月10日から8月13日まで彼の作品以外に6人の画家(日本人画家、木村もメンバ一の一人)の作品も見られる個展を開催中である。(金曜日〜日曜日の午後3時から7時まで。無料。祝日閉。)近くに来られる予定のある方は、ぜひ足を運んでほしい。
*ジャン・ミヨット財団 0494488217
*ジャン・ミヨット氏のサイト http://jeanmiotte.com/