ばら色の街トゥールーズ

 

パリから飛行機で一時間。ブラニャック空港から街の中心へバスで向かう。ここは、噂通 り“ばら色の街”だ。煉瓦造りの建物が建ち並び、太陽の光を浴びている。暖炉の暖かさを思わせるような色が辺り一面 に広がっているのだ。中世の街らしく細い道がいくつもあり、そこを通り抜けてガロンヌ川へ行く。川沿いには芝生があり、そこで本を読んでいる人、おしゃべりをしている人たちがいる。ここでは、あくせくと何かをする必要はないんだと、何世紀もの間、人々を見守り続けてきたガロンヌ川と建築物が語っているようだ。トゥールーズは、ほっと息をつき、新たなエネルギーを受けることが出来る場所だ。外国人に限らず、フランス人にとってもそうらしい。ある新聞によると、フランス人の約7割が、住みたい場所にトゥールーズの名前を挙げたという。なぜ、そう感じるのだろう。きっと太陽の活力とその恵みを受けたワインや料理の数々、学生たちの活気、外国人たちとの共存によって生み出されるコスモポリタンな雰囲気と伝統の重み、すべてのことが混じり合って、このフランス南西部第1の都市としての魅力を醸し出しているからだろう。

 

マルシェ(市場)巡り・食べ物編

 

やはりフランスに来たら、一度はマルシェを覗いてみたいもの。ここトゥールーズにもいくつかのマルシェがある。まず野菜や果物を買うなら、ストラスブール(Strasbourg)通り沿いのマルシェ。営業は、火曜日から日曜日、6時〜13時まで。季節の野菜や果物が所狭しと並べられており、秋はセップ(CEPE)等のキノコ、冬はくるみやオレンジ、春はアスパラガスやいちご、夏はトマトや桃など、旬のものが手に入れられる。野菜を買ったら、次は肉や魚を買いに行こう。ビクトル・ユーゴー(Victor Hugo)のマルシェは、駐車場の一階にあり、どこで何を買えばよいのか迷ってしまうほど広い。ここも火曜日から日曜日、6時〜13時まで営業している。色とりどりの魚が並べられた鮮魚売場では、お店の人が見事な包丁さばきで魚をおろしてくれる。肉は、牛肉を扱う肉屋、臓物を扱う肉屋、鳥や小動物を扱う肉屋と専門ごとに分かれている。どの部位をどれぐらい買えばよいのか分からなくても、どんな料理をしたいか説明すると、親切に教えてくれる。
最後にチーズ売場に行くと、あまりの種類の多さとチーズ文化の奥深さに、少しとまどってしまうが、小さく切ってもらって、沢山の種類を少しずつ試してみよう。そうすると、お気に入りのチーズに出会えるだろう。
ビクトル・ユーゴーと同じ形態で、少し小ぶりのマルシェが、カルム(Carmes)にもある。
マルシェを見学すると、フランスの食文化や地方の食文化に触れることができるだろう。

マルシェで買い物(雑貨編)

今回は、マルシェで雑貨を買ってみよう。
トゥールーズでよく知られているのは、毎週水曜日に行われるキャピトル広場(place du Capitole)のマルシェと毎週日曜日に行われるサン・セルナン広場(place St.Sernin)のマルシェだ。キャピトル広場のマルシェは、朝から夕方6時頃までやっているが、サン・セルナン広場のマルシェは朝から昼頃までしかやっていない。どちらも天候が悪いときは、店の数はとても少ない。
個人的には、サン・セルナンのマルシェがおすすめ。「だれが買うの?」と思わず聞いてみたくなるようなものから、日常に必要な物、アンティークの家具まで広場を埋め尽くしている。何も買わなくても、見ているだけで楽しめる。欲しいと思ったものは、勇気がいるが少し値切ってみてもいい。交渉次第では、かなりお得な買い物になることもある。ただ、「安ければ何でもいいから、買ってみようかな。」という雰囲気では、売り手の方ものってこない。本当に欲しいという気持ちを、売り手側もすぐに察するようだ。
知りあいの交渉の達人曰く、「交渉しながら相手の話を聞いたり、自分の話をしたりしてコミュニケーションを楽しむこと。」これが交渉の秘訣だそうだ。フランス語の練習にもってこいかもしれない。

日本語の本が買える本屋さん

トゥールーズで、日本語が恋しくなったらオーギュスタン美術館のすぐそばにある書店『PRIVAT』(14, rue des Arts 31000 TOULOUSE 営業時間10:00〜19:00)へ行ってみよう。
ここには、日本語の本が子供向けのものから大人向けの小説まで置いてある。
もし店頭に読みたい本がなくても、担当のステファンさんに頼めば取り寄せてくれる。注文した本が出版元にあれば、パリのジュンク堂で販売されているのと同じ値段で購入できる。
売場担当のステファンさんは日本語を話す親日家。注文の手続きなど分からないことは親切に教えてくれるし、フランス語を学ぶための参考書なども同じ売場にあるので、迷ったらステファンさんに聞いてみよう。
パリでしか手に入らないと思っていたオヴニやニュースダイジェストも、『Pこの書店でもらうことが出来るので、まずは一度足を運んでみることをおすすめ。