BORDEAUXからSARLAT行きの電車に乗ること1時間20分、今やBORDEAUXに劣らぬワインの産地、BERGERACに到着する。ここから南へ25KM、小さな中世の面影を残す町エイメは、DORDOGNE県の最南に位置する。1KMも歩けばそこはもうお隣のLOT ET GARONNE県だ。
この両県には、百年戦争(1337−1453)以前、中世13世紀から14世紀初頭にかけて、フランス人とイギリス人が競って建てた町―BASTIDES(要塞都市)が多く存在する。イギリス王のもと1270年に建てられた、ここエイメもその一つ。祖先の築いた土地に今も尚イギリス人が多く住む。
このBASTIDESの特筆すべきものは、重厚な要塞はもちろん、町の中心に設けられたマーケットプレイス、市場のための広場である。雨の日でも市が開けるように、と四方にアーケードが張り巡らされている。建立から700年以上経った今でも市場が立つことを、当時の人々は想像したであろうか?
ペリゴール地方とは、いわずと知れた美食の里。殊にこの辺りは「パープル ペリゴール」と呼ばれるほど、有名なワインの産地である。かつてのイギリス皇室御用達、甘口白ワインMONBAZILLACもこの土地で作られる。そして、忘れてはならないのが、美食の代名詞であるフォアグラ。この周辺をドライブすると、無数のガチョウや鴨を放し飼いにした、フォアグラ農家を目にする。ほんのり甘いフォアグラは、きりりと冷やしたMONBAZILLACと共に前菜として食される。
ここは、ワインのみならず野菜、果物、ナッツ、タバコの生産が盛んな大農業地帯。大多数の人々が、ワイン産業、観光産業、そして農家のいずれかに従事する。平均収入は低いが、人々は大変豊かな生活、特に「食」生活、を送っているといわれる所以である。

特派員プロフィール:
守安 友理(YURI BAKER MORIYASU)
1975年横浜生まれ。玉川大学卒業。医療衛生材料製造販売メーカーに2年半勤務の後、99年スクールインターンとして渡英。1年のインターン生活を終え、在英日系車輌シートメーカーに勤務。駐在員サポート業務から経理まで幅広く任される。2003年太陽の光と豊富な海の幸を求め、イギリス人の夫とフランスに移住を計画。イラク戦争で市場が芳しくないところ、一年がかりで家を売却。その間、イギリスにてガイドブックの取材執筆に携わる。2004年4月フランス北はノルマンディーから、南はピレネーまで6000キロをドライブし、ここ温暖な南西フランスを選択。念願のメゾン・ド・カンパーニュを購入したが、入居後に屋根の修復が必要なこと発覚!なんと言うことやら。
現在、渡仏者のサポート、執筆活動を行う。
e-mail: yuribaker@hotmail.com

http://blogs.yahoo.co.jp/eymetfrance

お役立ちアドレス

エイメ観光局
TEL: 05 53 23 74 95
Fax: 05 53 27 98 76
www.eymet-en-perigord.com

日本食が買えるスーパーマーケット
残念ながら日本食専門店はないが、スーパーの輸入コーナーを利用することができる。

INTERMARCHE @SAINT-PARDOUX-ISAAC
イングリッシュ、イタリアン、スパニッシュフードと並び、オリエンタルフード セクションがある。日本メーカーではないが、醤油や照り焼きソースが購入可能。

E.LECLERC @BERGERAC (ROUTE DE BORDEAUX)
TEL:05 53 63 68 68
FAX:05 53 24 59 52
外国メーカーの醤油、わさび、寿司のり、巻き簾まで購入できる。友達作りに「寿司パーティ」が開ける?