| 今回はジャーマンカモマイルMatricaria recutitaをご紹介します。以前にローマンカモマイルをご紹介しましたが、精油もハーブティも2種類あります。お茶のカモマイルティはほとんどジャーマンを使います。ミントティとは対称的な味とコクがありますし、甘い蜜のような香りで心を落着かせてくれるお茶で、寝付きの悪いお子さんに効果的です。パリでハーブティを注文するとほとんどティパックが多いですが、やはり味と香りを楽しむんでしたらジャーマンカモマイルの花のままの方が効果的だと思います。マルシェか自然食品店で入手できるでしょう。
ジャーマンの精油は青いカモマイルとも呼ばれ、しみ透るような強い香りをもっています。精油のなかに多く含まれるアズレンによって深青色をしていますが、このアズレンは炎症や発熱を抑える効果があるため、単離して多くの薬品に使われています。抗炎症、鎮静、抗痙攣、鎮痛、消化機能調整、瘢痕形成、抗アレルギー作用などが期待されます。特徴的成分はビサボロールオキサイド(オキサイド類)、α-ファルネセン(セスキテルペン類)、カマズレン(アズレン類)などです。特にスキンケアではミツロウクリームに入れると効果的です。お顔はもちろん、リップクリームや乾燥した手荒れ、ひじ、かかとなど、ひび割れがひどくて出血する場合にも良く効きます。まさに万能クリームと言えます。
ローマンカモマイルの時にクリームのレシピをご紹介しましたが、ここで復習しましょう。ミツロウ2g、カカオ脂2g、植物油16g(スイートアーモンド油、マカダミアナッツ油など)を耐熱ビーカーに入れ、弱火で湯煎します。7〜8分位で全て溶けたらクリーム瓶に移します(この時にビーカーの油分をふき取っておくと後が楽です)。少し冷ましてから精油ジャーマンカモマイル1滴、ラベンダー1滴を入れ、よくかき混ぜて、ふたをして出来上がりです。2〜3個分を一度に作り置きしておくと便利です。市販のハンドクリームでは対応しきれない乾燥肌にとても有効ですね。火を使ったりするので、少し面倒に感じますが、以外と簡単にできますので、是非試して下さい。
次回は心身を強化するローリエの精油をご紹介します。
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