サンダルウッド

今回は甘くエキゾチックな香りのサンダルウッドをご紹介します。自分を見つめ直す瞑想をする時に役立つ精油です。学名はSantalumAlbum ビャクダン科の木部を水蒸気蒸留して精油を抽出します。特徴的成分は、α及びβ-サンタロール(セスキテルペノール類)です。白檀(ビャクダン)といえば仏事でおなじみのお線香の香りですね。とても古い歴史を経て現在でも宗教儀式などに欠かせない大切な植物の一つとなっています。インドの多くの古い寺院や家具類はサンダルウッド材で作られているのは、この木材がアリを寄せ付けなかったからと言われています。主な特性は、強壮作用、去痰作用、消炎作用、催淫作用、皮膚軟化作用が期待できます。特に心に対する働きが優れ、気持ちを落ち着けとてもリラックスさせる精油です。神経の緊張と不安を和らげ気分を鎮静へと導きます。何かの想いが頭にとりついて離れない時に役立ち、過去との結びつきを断つ力があると言われています。お線香やご焼香に使用されるのも納得できますね。また、この精油の官能的な香りは香水のベースノートとしてよく使用されるようです。皮膚を軟らかくする働きから、ミツロウとカカオ脂と植物油で作るクリームに使用するのも良いと思います。2号でもご紹介しましたが、ミツロウ2g、カカオ脂2g、植物油16g(スイートアーモンド油、マカダミアナッツ油など)を耐熱ビーカーに入れ弱火で湯煎します。7~8分位で全て溶けたらクリーム瓶に移します。(この時にビーカーの油分をふき取っておくと後始末が楽です)少し冷ましてから精油サンダルウッド1滴、ラベンダー1滴を入れよくかき混ぜ蓋をして出来上がりです。ラベンダーの他にも、ゼラニウム、イランイラン、フランキンセンス、パルマローザ、安息香などでも良いと思います。乾燥肌や老化肌にとてもよく効き、特に、手やかかとの乾燥には欠かせないクリームになります。市販のハンドクリームでは物足りないという方は是非作ってみましょう。またこのクリームは錬り香として、手首や耳たぶ、髪の毛の先に少し塗布すると、サンダルウッドのほのかな香りが気持ちを落ち着かせてくれます。



KTC中央出版発行
著者 若子あや子

若子あやこ

わかこあやこ NHK、朝日、中日カルチャースクールや協会本部の専門講座をこなす傍ら、年に数回渡仏し、パリでフィト・アロマテラピーのセミナーを開催している。仏国などで著名な講師との交流も多く日本人に合ったアロマの普及に努めている。仏公認アソシアシオン日仏フィトアロマテラピー協会代表(在仏日本人会員募集中)理事長
http://www.phyto-aromatherapy.jp